【予防歯科】むし歯・歯周病ゼロを目指すために
「歯医者さんには歯が痛くなってから行けばよい」あなたはこのように思っていませんか。「予防歯科」とは、これまでの「痛くなったら治療する」という考え方とは異なり、「お口の健康を維持する」という歯科スタイルのことです。
当院ではブラッシングのアドバイスに重点をおきながら、スケーリング(歯石取り)、歯ぐきのマッサージ、PMTC(プロによるクリーニング)をおこなっています。当院の患者さまのなかには、定期的に通っていただいているおかげで、70代になっても一本も歯を失うことなく、健康に過ごしている方もいます。ずっと健康な歯でいるために。ぜひ、当院の予防歯科メニューを受けてみてください。
【ブラッシング指導】その人に合ったブラッシング方法をアドバイス
「毎日シッカリ歯磨きをしているのに、むし歯になってしまう」「自分に合った正しい歯磨きの仕方を知りたい」という方はいませんか?当院では、一人ひとりに合ったブラッシング方法を院長が直接レクチャーします。
まず赤染めを使って、磨けていない場所をチェック。歯と歯の間や奥歯の裏側などに歯垢が残っているかどうかを確認します。その後、患者さまの歯並びに合わせて、効果的なブラッシング方法を手の感覚で覚えていただきます。また、それでも磨きにくい箇所があれば、形状に合った歯ブラシのご紹介もしています。
むし歯や歯周病の原因のほとんどは、ブラッシング不足です。逆に言えば、正しいブラッシング方法さえ身につけていれば、これらの疾患をほぼ予防できるのです。正しいブラッシング方法を身に付け、80歳になっても自分の歯で噛める生活を目指しましょう!
【スケーリング】歯の表面についたザラザラを除去
スケーリングとは、歯根表面の歯垢・歯石などを除去し、表面を滑らかにする治療方法です。歯石の表面はザラザラしているためプラーク(歯垢(※))が付きやすく、付着したプラークが落ちにくくなります。
歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に歯科医院で取ってもらう必要があります。歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善します。
※歯垢とは…口の中の食べかすに細菌が付着することによってできる細菌のかたまりのこと。虫歯や歯周病の原因とされています。さらにこの歯垢が石灰化したものを歯石といいます。
【PMTC】プロによる歯のクリーニング
歯科医師、歯科衛生士などの専門家が歯のクリーニング専用の器具で、お口の中の清掃をおこなうのがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。
残念ながら、普段のブラッシングではすべての汚れを洗い落とせません。汚れを放置すると、そこへ新たな歯垢や沈着物が付着したり、歯石がさらに成長することがあります。そこでPMTCで汚れや沈着物を除去。同時に歯の白さや健康な歯ぐきを取り戻すことができます。
またむし歯や歯周病の予防だけでなく、ヤニや黄ばみなどのステインの除去、口臭の改善などにも効果的です。最近では、PMTCを受けるためにサロン感覚で通う方もいらっしゃるほど。お口もさっぱり、息も爽やかになります。
【歯ぐきのマッサージ】くすんだ歯ぐきを美しいピンク色に
オーラループを使い、口の中に老廃した汚れや細菌を取り除き、口の中の隅々までキレイにしていきます。
歯ぐきのマッサージには、「口全体のクリーニングによる汚れと細菌の除去」「唾液腺マッサージで唾液中のラクトフェリン(抗菌作用)のデトックス・抗菌」「歯ぐきマッサージによる血流改善」などの効果が期待でき、免疫力UPや、口臭や歯周病の改善にも高い効果を発揮します。
オーラループは、私達の体の中にもともと存在する三リン酸5Na(ポリリン酸)を主成分にした透明なジェル状の塗り薬です。ポリリン酸の組織を再生させる効果によって、歯茎を健康な状態に再生させることが期待できます。
くすんだ歯ぐきをやさしくマッサージし、口腔内用の近赤外線を当てることで、血行を良くし、健康的なピンク色になり、ほうれい線が改善します。
「歯ぐきの色が悪い」「笑ったときに人よりも歯ぐきが露出するので、歯ぐきの色をもっとよくしたい」というご希望を持っている方におススメです。
中央区「成人歯科健康診査」
当院は中央区の「成人歯科健康診査」実施歯科医療機関の指定を受けています。
この検診は中央区が実施している歯の健康診断で、指定医療機関で受診できます。
検診内容は歯および歯周の検査、義歯の検査、そしゃく状態の検査、歯みがき指導を行います。20歳以上の中央区民でしたら、どなたでも受診できます。
20歳、25歳または30歳から70歳までの偶数歳になる方が対象となります。
詳しくは中央区成人歯科健康診査ページをご覧ください。
口腔癌検診
当院では口腔癌検診を行っております。
癌は、ならないようするのはもちろん、なってしまった場合は早期に治療することが大切です。そのために、定期的に専門家のチェックを受けて、自身の状態をモニタリングしましょう。
口腔癌とは
口腔癌は、お口の中にできる癌のことです。
舌や唇のほか、歯茎や舌の裏側、頬の内側の粘膜、上あごなど、お口であればほぼどの部分にも発生します。内臓にできる癌とは違い見える部分にできるので、注意して見ていれば早期発見・治療につなげることができます。
こんな症状に注意しましょう!
- 2週間以上なおらない口内炎がある
- 入れ歯や差し歯、詰め物などがあたっている部分の傷がなかなかなおらない
- 頬の内側、下の裏側など、粘膜がただれている
- 赤、白のできものがある
- かたいしこりがある
- 唇や舌がしびれる、うまく動かない
- 口が開きにくい
もちろん、これらの症状が出たからといって、必ずしも口腔癌であるわけではありません。他の病気との判別をするためにも、気になる症状がある場合にはご相談ください。
口腔癌検診で行うこと
視診・触診を行います。異常な部分の大きさ、位置、色、かたちなどを確認します。この段階で疑わしい所見があれば、病理検査によって悪性かどうかを確かめます。
口腔癌を早期発見することはもちろん、「異形成」とよばれる癌になる前の段階を早期発見するための検査です。
検診の流れ
問診表の記入
お口の気になる症状のほか、口腔癌のリスク因子となる習慣などをチェックします。
過度の飲酒・喫煙は、特にハイリスク因子とされています。
医師による診察
視診・触診によって、医師がお口の状態をチェックします。
何らかの異常があった場合には、お口の状態を撮影させていただきます。
カウンセリング
問診表と診察の内容をもとにカウンセリングを行います。
異常がなかった場合でも、日ごろのケア・予防についてアドバイスします。
万が一、異常が見つかった場合には、すみやかに連携医療機関への紹介を行っています。
連携医療機関
- 聖路加国際病院
- 東京女子医科大学病院
- 三井記念病院