次亜塩素酸水(POIC)

高濃度電解次亜塩素酸水(POIC)とは

poic

「水の力で口腔内を除菌する。」これが高濃度電解次亜塩素酸水(POIC)の目的です。

タンパク分解型除菌水(高濃度電解次亜塩素酸水)は、不純物を限界まで取り除いた純度99.7%の「塩」と「超純水」を電気分解させた水です。

口の中の細菌を除菌消毒して口臭の発生、プラークの形成を抑制し、歯周病や虫歯を予防します。
薬品などは一切使用しておりませんので安心してお使いいただけますし、妊婦や小さいお子さまにもご利用いただけます。

当院では治療の一環で、ホームケア製品として取り扱いがございます。
《うがい水(次亜塩素酸水)500ml(3500円)、100ml(900円)》

高濃度電解次亜塩素酸水(POIC)におススメの方

epioscare

  • お口の中がネバネバするなど不快感の解消
  • 口臭の予防
  • 歯周病(歯ぐきが腫れる・出血する)の予防
  • 虫歯予防

次亜塩素酸(HCLO)について

次亜塩素酸(HCLO)は、人体に元来備わっている除菌成分です。
次亜塩素酸は白血球の持つ除菌能力の本質です。

人間の体内で白血球(好中球)が細菌を殺す過程において、主に作用しているのは「次亜塩素酸」(HCLO)と言われております。

次亜塩素酸を用いた除菌方法は、その除菌力と安全性に着目した点にあります。

口腔内約20秒で治療する場所を除菌できます。

高濃度電解次亜塩素酸水(POIC)の特徴

poicこの水の特徴は、今までの除菌水では出来なかった、タンパク分解洗浄しながら除菌を同時に行うことができる点にあります。

つまり、タンパク分解の際の酸性物質により、それ自身が次亜塩素酸イオンから次亜塩素酸に形を変え、結果として強力な除菌水に変化していくところに大きな特徴があります。

生成直後は、タンパク分解洗浄の主役である次亜塩素イオン(OCL-)が約480ppm、消毒の主役である次亜塩素酸(HCLO)が約20ppmに設定されており、食品添加物の規定である次亜塩素酸の上限80ppmよりもはるかに低い濃度で、安心して外用にてご利用できます。

また、口に含んで約10秒間でph9.0から7.0に急降下し、20秒間でpHが6.5になります。その時点でHCLOが20ppmから80ppmに上昇し、OCL-は洗浄に消費され、ほとんどが「0」ppmになります。

いかなる消毒滅菌行程においてもアルカリ洗浄後に酸性消毒薬を用い滅菌するという、当たり前の工程を同時にできる機能を持った画期的な弱アルカリ高濃度電解次亜水が誕生致しました。

電解機能水(電解次亜水)とは?

Q1. 次亜塩素酸(HCLO)と次亜塩素イオン(OCL-)との違いを教えて下さい

次亜塩素酸(HCLO)は主に除菌に関与し、次亜塩素イオン(OCL-)はタンパク分解洗浄に関与します。高濃度電解次亜水は口腔内洗浄を行う前はpHが9.0、HCLOが20ppm、OCL-が480ppmですが、口腔内の洗浄直後から口腔内の汚れ(タンパク質)と反応し、20秒後にはpHが7.0、HCLOが71ppm、OCL-が29ppmに変化いたします。

これは、タンパク分解しながら次亜塩素イオンが次亜塩素酸に変化していくことを物語っています。この反応はpHが降下していく途中に生じる微量な塩酸による作用と思われます。

Q2. 人体に対する安全性について教えて下さい

次亜塩素酸(HCLO)は人体由来の免疫成分であり、とても安全性が高いことで知られておりますが、食品添加物の規定により上限80ppmと決められております。当院で使用している高濃度電解次亜水は20ppmとその基準にも合致しており、また食品分析センターにおける安全性試験においてもその安全性は認められております。

Q3. 次亜塩酸素ナトリウムとどこが違うのですか

そもそも精製方法が大きく違います。次亜塩素酸ナトリウムは苛性ソーダー(NaOH)に塩素ガス(CL2)を封入し、その化学変化によって精製されます。その際、すぐに塩素ガスが抜け出し、不安定になるため、数パーセントの苛性ソーダー(NaOH)が残されます。よって常に、NaOCL,CL2,NaOHが化学反応をしながら安定性を保っています。しかし、pHが強アルカリであるため、とても口腔内粘膜に使用することは困難です。当院で使用している高濃度電解次亜水は純水と食塩のみで電気分解をゆっくり行いながら生成されます。強制的に塩素ガスなどを封入するなど危険なことを行っていません。

Q4. 高濃度電解次亜塩酸素酸水「P.P水」とどこが違うのですか

P.P水はpHが7.5、HCLO230ppm、OCL-270ppmの電解次亜塩素酸水です。しかし、口腔内において使用する場合、タンパク分解力が大きな要因になるため、OCL-のタンパク分解力はpH8以上にて発揮されることを考慮すると、タンパク分解力が無く実践的とは言えません。また、P.P水は次亜塩素酸を230ppmと多く含むため殺菌力には大変優れた水と言えます。しかし、HCLOは殺菌力には優れてもタンパク洗浄ではなく脂肪酸に変える特徴を併せ持ち、そのため殺菌できないケースが予想されます。

Q5. 薬品混合(次亜塩素酸ナトリウム+希塩酸)で精製された水とどこが違うのですか

薬品混合によって生成される高濃度電解次亜水は、Q.4のとおり、次亜塩素酸ナトリウム自体に他の薬品が入っているため、とても口腔粘膜において使用できるものでなく、さらに、市販されているものの中でpHが6と大変低い製品もあり、このこと自体、食品添加物の規定に反しています。何故なら、HCLOが500ppmと飽和状態にあるからです。さらに、タンパク分解能力がほとんどないことも問題です。

Q6. 二酸化塩素水との違いを教えて下さい

二酸化塩素は次亜塩素酸と比較して更に消毒力に優れた水として注目されております。二酸化塩素はアリカリ下でその力を発揮し、次亜塩素酸は弱酸性領域でその力を発揮いたしますが、弱酸性領域ではほぼ同等の殺菌力であると証明されております。
さらに、二酸化塩素はその毒性の強さから1ppm以上での使用は危険とされており、医療に利用することは困難と思われます。プールなどの一般水質管理の材料として利用したほうが望ましいと思われます。

Q7. オゾン水との違いを教えて下さい

オゾンの利用方法は空気殺菌と水処理の2種類あります。まず、空気殺菌は法律上0.1ppm以下にて使用することが義務付けられております。センサー連動型の製品を利用することが必要です。また、オゾンの発がん性に関する報告も多く、なるべく控えたほうが望ましいと思われます。
水処理に関しては、その半減期の短さから連続的に大量に利用する場合に有効と思われます。歯科治療のようにあまり水を使用しない場合、水中の溶存酸素が上昇し、好気性微生物の増殖が懸念されます。

Q8. 器具消毒に使用されているグルタール製剤とはどのようなものですか

グルタール製剤は劇薬として知られていますが、その発がん性高い薬品を日本では中和洗浄無しに放流している事実があります。アメリカではほとんどの州において使用が禁じられていることから見てもその使用には問題が多く、スタッフの為には無論、環境保護の点から言っても、なるべく使用しないほうが望ましいと思われます。

Q9. ホームケア用に使用する場合、どのようにしたらよいでしょうか

一日に3回、まずキャップ一杯を口に含み、20秒間嗽をした後、歯間ブラシを用い洗浄を行います。その後、残渣を水道水で洗い流した後もう一度キャップ一杯口に含み、全体を20秒以上ブラッシングを行い、最後に水道水にて嗽をし、終了としていただくことをお薦めします。

Q10. 口臭除去に効きますか

とても良く効きます。高濃度電解次亜水を5倍希釈にて使用。

Q11. インフルエンザ対策に使用したいのですが、どのようにしたらよいですか

インフルエンザ対策専用に用いる場合、強化型高濃度電解次亜水50ppmを使用した指定の噴霧器にて空気殺菌してください。インフルエンザ対策と部屋の消臭も同時に行いたい場合は高濃度電解次亜水を200ppmにて噴霧してください。噴霧器は8畳用と20畳用があります。

強化型高濃度電解次亜水と高濃度電解次亜水とは違いますので、噴霧器用に使用の折はお問い合わせ下さい。

Q12. 何日ぐらい殺菌力は持ちますか

指定の容器(500ml)で保存した場合、開封しなければ一年。開封後は一ヶ月で使い切るようにしてください。

Q13. 口腔内の細菌をすべて殺菌してもよいのでしょうか

口臭がある場合、口腔内の細菌バランスが崩れ、嫌気性菌が多く存在し、硫化水素系のガスを出していることが多く、健康な状況と思われません。よって、口臭があるときは、嫌気性菌が存在できないような環境作り(治療とメンテナンス)を行い、常にリセットさせることが肝要と思われます。