ご存知の通り、トラブルのない美肌のためには、やはり体の中からきれいにならなければなりません。
古来より「食はすべての源」と言われてきたように、重要なのは食事であるということ。
肌への影響は、食事や生活習慣が8割、スキンケアが2割と言われています。
体内で吸収される食事の質によって、肌の質も決まってきてしまいます。
美肌のために、今一度、食生活を見直してみましょう。
あなたの食生活は大丈夫?毎日の食事を意識する
日頃、自分の食事について考えていますか?時間がないからとか、今日は疲れているからと、おざなりにしてはいませんか?
また、今日はパスタが食べたい!とか、唐揚げが食べたい!など、食べたいものばかり食べてはいませんか?
バランスを考えて食べている人も、振り返ってみると足りない食材があるかもしれません。
2週間分ぐらい、自分の食べたものを記録してみましょう。
その記録を見てみると、摂り過ぎの栄養素や不足している栄養素がはっきりとわかります。
普段食べていないものを意識し、栄養バランスを考えることが美肌への第一歩です。
美肌を保つために必要な食事「まごわやさしい」
美肌を保つ食事=バランスのとれた食事であることは、誰でも知っています。
しかし、現代は食の欧米化が進んでいるので意外と不足している栄養素も多く、偏りがちです。
バランスよく食べたいときに気を付けると良いこと、それは「まごわやさしい」です。
美肌と健康を保つために取ると良い食事の頭文字を合わせたものが、この「まごわやさしい」です。
- ま=豆類で、豆腐や納豆、味噌などで、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンも含み、肌をつくるたんぱく質が豊富な食材です。
- ご=ごま 胡麻に含まれるセサミンが、老化の原因となる活性酸素を取り除く働きがあります。
- わ=わかめ わかめに限らず、昆布やひじきなどの海藻類です。新陳代謝を促す、体に必要なミネラルが豊富に含まれています。
- や=野菜 ビタミンやミネラルが含まれており、体をきれいに若々しく保つためには必要不可欠です。
- さ=魚 カルシウムや魚にしか含まれていない必須脂肪酸などを含み、乾燥を防ぐなど美肌を保つ食材です。
- し=しいたけ しいたけだけでなく、きのこ類全般を指します。食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれる大切な食材です。
- い=イモ類 食物繊維やビタミンが豊富な食材で、肌のハリや潤いをサポートしてくれる食材です。
これらは、和食によく使われる食材。やはり、美肌にはバランスのとれた和食が良いようです。
知らず知らずのうちに摂っている肌に悪い食べ物とは?
肌のためには避けた方が良い食材もあります。
- カフェイン...コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、眠気を覚まして集中力や記憶力を高めてくれる効果もありますが、抗酸化作用を持つビタミンを破壊してしまいます。さらに、鉄分の吸収を阻害する、不眠の原因となるなど 美容にとってはあまりいいことはありません。
- 加工食品・インスタント食品...摂ったらすぐに害がある、というワケではありませんが、糖分や脂肪分が多く、栄養バランスが崩れます。しかも添加物もたっぷり入っているため、カルシウムや鉄分の吸収が悪くなり、肌に大切なコラーゲンの生成が阻害されるなどの影響が出ます。
- 冷たい飲み物...冷たい飲み物は、体を冷やします。血行が悪くなり、内臓に負担をかけてしまいます。そうなると肌の乾燥やくすみ、肌トラブルを起こしやすくなり、回復も遅らせる可能性もあります。
美肌を導くためにできる事、それは腸内環境改善!
せっかく肌に良いものを摂取しても、それを吸収する腸の状態が悪ければ、美肌になることはできません。
美肌は腸からと言うほど、腸内環境と肌は密接な関係にあります。
腸内環境を整えるにはまず、食事は良くかむこと。あまり噛まずに飲みこむと、胃や腸での消化に時間がかかり、胃腸が疲れて働きが悪くなります。
良くかむことで内臓の負担を減らし、便秘になりにくくキレイな腸を維持しやすくなります。また、適度な運動を行うことで腸内の動きをよくすることができます。
ストレッチやウォーキングなどの軽い運動でも十分に効果はありますので、日々の生活に取り入れるようにすると腸の動きが活発になってきます。
まとめ
「肌は内臓の鏡」と言われるように、バランスの悪い食生活や血行不良など体内の状態を如実に表しています。
美肌のためには、バランスの良い食生活と腸内環境を良い状態で保つことが必要です。