糖尿病医科・歯科連携の取り組み

 糖尿病患者が増加の一途にあり、良好な血糖コントロールを得ることが最優先課題であり、自己血糖測定(SMBG)など取り組みがなされてきました。糖尿病の罹患長期化するにともない、合併症の患者が増加し、その対応が急務となって来ました。特に糖尿病腎症の重症化による透析導入患者は10万人以上となり、また糖尿病に合併する心血管疾患が急増しています。こうした事態を受けて、国も平成24年度から『糖尿病透析予防指導』導入し、チーム医療・多職種連携により糖尿病の重症化予防に取り組む体制の整備に着手しています。
 今回のメインテーマは『多職種協働で支える高齢化社会〜介護の壁を破る』でした。歯科関係では,糖尿病診療の課題と歯科医科連携への期待と題するシンポジウムなどがありました。
 2008年糖尿病治療ガイドにおいて歯周病が糖尿病の合併症と認められ、歯科における糖尿病をモニタリングすることが、未治療の患者や治療中断の患者の数を減らすことにつながるという、歯科医師から意見が出されました。具体的には、これから医科・歯科連携整備が必要であると確認されました。
                  第12回日本糖尿病情報学会年次学術集会
                  (2012年7月28、29日)に参加して

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