多くの人は歯並びが良いことを正常と考えますが、歯並びが良くても噛み合わせが悪いこともあります。また歯並びが悪くても噛み合わせは正常なこともあります。
噛み合わせが変化していく原因には色々考えられますが、虫歯の放置や歯を抜いたままにしておいたり、生活習慣で頬づえをついたり、片側だけで嚙む習慣があったりすることなどです。これらにより噛み合わせは狂ってきます。治療した後噛み合わせのチェックをし微調整をしますが,しない場合僅かな高さの違いでも噛み合わせは狂ってきます。
この変化を確実に捉えて筋肉と脳神経は反応を起こしていますが、無意識の間に慣れて2〜3日で感じなくなります。この反応が正しければ噛み合わせ正しく戻りますが、噛み合わせが不良ならばうまく嚙めないだけでなく不良姿勢を招き様々な体調不良を招きます。
正しい噛み合わせは、健康の源ですので、正しい噛み合わせになっていない冠や詰め物は,早めに治療しなくてはいけないということです。また虫歯がなく、削る治療を受けたことのない方でも咬耗といって、歯がすり減って噛み合わせが全体に低くなっている場合も同じことがいえます。この場合は肩こりや腰痛など体調不良を引きおこすことがありますので正しい咬合にもどす治療を勧めます。
健康な歯を保つために定期的な歯のクリーニングに合わせ咬合チェックをする必要があります。食べたいものを最期まで自分の歯で食べられるように、かかりつけ医を決めて健康な長寿を目指したいものです。
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